“ SDGsネイティブ”と呼ばれる現代の若い方は、SDGsについて学ぶ機会が多く、必然的にその意識も高くなっています。そんな彼らが10年後、15年後に社会経済の担い手となった時、SDGsの理念に沿わない商品やサービス、そして企業は、きっと彼らに選ばれなくなることでしょう。すなわち、SDGsは「未来社会・お客様のためのマストな哲学」と肝に銘じる必要があります。そして、経営において大切なことは「For the Customer」、つまり「お客様が何を求めているか?」を常に考え、それに合わせて自社を変革すること。SDGsを取り入れた経営はまさに未来を見据えた「For the Customer」であり、次の時代を生き抜く経営者にとって絶対に必要な哲学なのです。ただ、SDGsは心構えだけで足りるものではなく、実行することが必須です。しかし、SDGsを取り入れてすぐに利益を上げることは、現時点では容易なことではありません。「時間」と「お金」をしっかりと投資して、長期的な思考でSDGsに取り組むことと、短期的に利益を計上し続けて事業を継続することの両輪が必要です。そこで今回は、事業の継続とSDGsへの投資に必要不可欠な「お金」について集中してお伝えします。経営者としてどういった哲学を持ってお金をコントロールし、世の中に循環させていくのか、そのための知識や実践について学べる内容です。お金の専門家である蒲と私のダブル講師で、「お金」と「SDGs」がどう関係していくのかをまとめ上げてお話ししますので、よりよい未来社会のためのSDGs、そしてお金に対する哲学を考えるきっかけにしてもらいたいです。